こんにちは、ゴルフ記者S子です。いきなりですが、みなさんはご自分のパターのロフトが何度かご存じですか? S子が使っているパターはというと……ごめんなさい、実はわかりません(笑)。
パターのロフトは多くの場合3度前後のケースが多いのですが、今回発見したパターはなんと「ロフト0度」なんです!
それは「クロノスゴルフ タッチ2.0 グルーヴィー」というパター。ロフト0度って、すごく珍しいなと思ったのですが、そもそもパターのロフトがある理由ってなんでしょうか? 森山錬コーチに教えてもらいました!
「パターを使うのはグリーン上がほとんど。グリーンは芝が短く刈られていて、一見ツルツルに見えるんですが、コンクリートの床とは異なり、ちょっとだけボールが沈みます。その状態からボールを転がそうと思うと、沈んでいる分をちょびっとキャリーさせる必要があるんですよね。パターのロフトは、そのちょびっとのキャリーのために必要なんです」
なるほど〜! でも、沈んだボールをちょびっとだけキャリーさせるのにロフトが必要だとしたら、ロフト0度のパターだとそれが上手くいかないのではって気がしちゃいます。そう質問すると、森山プロはこう答えてくれました。
「『3度前後』は、正しいハンドファーストインパクトができたときに適正となるロフト角です。アマチュアゴルファーで、とくにボールを体の中心より左に置きたいタイプの人などは、傾向的にハンドファーストになっていない、すなわちロフトが表示ロフトより寝た状態でインパクトしているケースが多いんです。そうなると、適正よりもロフトがつきすぎてしまうので、ゼロロフトで転がりの改善が期待できます。ちなみに僕も『ボールを左に置きたい派』のため、0度ロフトと相性がいいかもしれません(笑)。」
S子自身も普段からボールを左に置きたい派。しかもアーリーリリースでインパクトロフトがつきすぎるのが悩みなので、ロフトがないほうが距離感が合わせやすいタイプかも……!
森山プロいわく、ロングパットも軌道がアッパーになりやすく、ロフトがつきやすくなる傾向があるそう。S子は「ボールに左に置きたい」かつ「ロングパットが苦手」なゴルフ女子。まさに私のためのパターじゃない⁉︎
もちろんロフト3度前後のパターで、正しいハンドファーストインパクトができているゴルファーは通常のパターがいいとのことですが、人によってパターのロフトが選べたらいいですよね。
これからパターを選ぶときは「ロフト」も少し気にしてみようかな〜と思ったS子なのでした!