ウェッジに求めるものは多々あれど、やっぱりスピンはゆずれない。ではスピンがかかるウェッジの条件とは?溝も重要。ソールの設計も大切。そして⋯⋯実はフェースの「平面性」も大事なのだという、一体どういうこと?
スピンには溝も大事だが「面精度」も重要
ドライバーに飛びを求めるように、ウェッジはスピンを求めたいもの。では、スピンの効くウェッジの条件とはどのようなものだろうか? 溝か、重心設計か、ソール形状か⋯⋯「フェースの面精度も大事なんです」というのは、ゴルフステージ成城の吉田朋広店長だ。
「溝は、クルマのレースのレインタイヤに溝が切られているのと同じ理由、つまり排水のために入れられているもの。スピンにも当然影響するのですが、実は面精度も非常に大事なんです」(吉田店長)
フェースが平らであるほどボールはフェースに密着。その分ボールが潰れてスピンが入るし、サイドスピンも生じにくくなるという。そして、それは「止まる」以外にも恩恵がある。
「スピンが揃えば弾道の高さが揃います。弾道の高さ=距離感。つまり、面精度が高いとスピンが効くだけでなく、アプローチの距離感もつくりやすくなるんです」(吉田店長)
あまり語られることは多くないが実は重要なウェッジの「面精度」。それを極限まで高めたのがこのミステリー「212MF」というわけだ。
では実際のところ、面精度が高いとアプローチにどのような影響があるのだろうか。40代、平均スコア90台のアマチュアゴルファーが試打してみた。
「まず印象的なのは打感で、インパクトの瞬間にボールがフェースに貼り付いて、一瞬遅れて飛び出すような感触です。『柔らかい』とも違う、初めて味わう打感だと思いました。そして驚いたのは球の高さ。普段の58度より球が低い! いかにもスピンがかかっている球の飛び方で、『これが俺の球⁉︎』と思うほど実際に着弾してからもスピンがほどけず、しっかり止まってくれます。」
GDマルシェではフェース面のスピン性能が高いことから、シャフトはあえてアイアン用をチョイスしたスペシャルカスタムをご用意。アプローチにスピンと距離感を求めるなら、オススメだ。
ミステリー「212MF」ウェッジの詳細は、以下のゴルフポケット各店をチェック!