ロフト62度のウェッジはなにがいい? 「ふだんは56度」のゴルファーがテストしてわかった“10ヤード圏内”の威力

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ゴルフダイジェスト社の中年男性社員、通称「オヤジゴルファー」が注目ギアをお散歩気分でのんびりテスト! 今回は、ロフト「62度」のウェッジを使ってみました。
突然だがみなさんはサンドウェッジはロフト何度のものを使用されているだろうか。最近だと一番人気はおそらく58度。私は56度を使用している。

今回はロフトがなんと62度のウェッジを使ってみました

たかが2度、されど2度。ドライバーのロフトが8度と10度では大違いであるように、サンドウェッジの2度のロフト差、けっこうデカい。

私の場合テクニックに自信がないので、58度だとどうしてもボールの下をくぐってしまいそうな気がするのと、ロフトが寝ている分振り幅を大きくしなければならないのがなあ、という思いから56度を選択している次第だ。

というわけでかれこれ10年以上サンドのロフトは56度一択でやってきたわけなのだが、最近どうもそれに限界を感じるようになってきた。

たとえばバンカー越え。たとえばグリーン奥から下り傾斜へのアプローチ。これ56度だと対応めっちゃ難しいわけですよ。ウェッジのフェースを開いて対応すればいいじゃんと思われるかもしれないが難しいじゃないですかフェース開くのって。

もうずいぶん長くゴルフをやってきているけど、いまだにフェースが右を向いている状態に慣れない。慣れないっていうか普通にトップする。

そんな私にとって非常に気になる新商品が登場した。それがロイヤルコレクションの「62度」ウェッジだ。コンセプトはズバリ“ウェッジ、開いときました”。剥くのが面倒な甘栗の皮をあらかじめ剥いておきました的なあれですね。開くのが難しいウェッジのフェースをあらかじめ開いておいたよ、というウェッジだ。助かる。

このウェッジを実際に構えてみて私は思った。「いいかも」と。なにがいいって、56度のウェッジを開くとフェースが右を向くわけじゃないですか。そのままだと右に飛びそうだから、体の向きを左に向けたりなんだりして調整するわけじゃないですか。手間がかかるんですよ。それに対してこの62度ウェッジの場合、スクェアに構えた状態でもう62度なわけですよ。なにこれカンタン。

しかも、私はさっきから「フェースを開く」と何度も書いているが、「何度開いているか?」と問われれば正直不明だ。5度かもしれないし、10度かもしれない。もっとかもしれない。しかもそこに基準はなく、毎回同じように開けているかは甚だ心もとない。

ところがこの62度ウェッジならば安心だ。スクェアに構えておけば、いつでもピッタリ62度。振り幅や力加減を一定にすれば、同じように球が上がり、同じように飛ぶ。はずだ。

ポン、とアドレスした状態でもうロフトが十分に寝ている。だからスクェアに構えられて狙いやすい

というわけでこのウェッジを川口市浮間ゴルフ場へと連れて行くことにした。やっぱりウェッジはコースでテストしてこそだ。

川口市浮間ゴルフ場はゴルフダイジェスト社がある東京・新橋から乗り換えなしで約30分。駅からはタクシーならすぐだし、バスでもいけるしなんなら徒歩でも行ける河川敷コース。グリーンが小さいため、アプローチのテストにはもってこいだ。

というわけで迎えた1番ホール、30ヤードほどのアプローチがさっそく残った。いつもの56度ではなく62度に持ち替えて、サクッとアプローチしてみる。ピシッといい感じにヒットできたボールは……めっちゃ高い! 56度の基準でいえばフェースを開いてロブショットくらいの球の高さ。で、見事にショート(笑)。

この小さな振り幅でもボールがポン! と上がってくれる。(モデルはゴルフ記者S子)

いや、そりゃそうだである。56度の基準で62度を打ったらショートする。カップ焼きそばのお湯を捨てたらシンクがベコンと音を出すくらい当然のことだ。

しかし、この一発でわかったことは多い。まずボールが非常に高く上がる。感覚的にはすでに述べたが普通にピッチ&ランのつもりで打ったボールがロブショット化する。そして、あらかじめウェッジのロフトが寝ているので、スクェアに構えた状態で打つことができるから、とても狙いやすい。

そんなこんなで数ホール続けて使ってみたが(パーオン率の低さがこんなカタチで役に立つとは……)、続けて2、3回ショートしたあと、徐々に距離感が合ってきた。

そして「これはいいわ」と思ったのがグリーンをわずかにこぼしてピンが近い場合のアプローチだ。大オーバーしたり、“感じ”を出して大ショートしがちな状況だが、パターのようにスッと打っただけでチョコンと上がってピタリと寄った。気持ちいい〜!

9ホールを終えて、わかったことをいかにまとめてみたい。
・スクェアに構えられるので狙いやすい
・ボールが非常に高く上がる
・ハンドファーストでなく、パターみたいに構えてちょこっと打つと良い
・グリーンから10ヤード以内で威力を発揮する
・グリーンから5ヤード以内はさらに威力を発揮する
・56度ウェッジの代わりにはならない
以上のような感じだ。

正直、一番ホールでショートしたように30ヤードくらいのアプローチだと56度のほうが距離を合わせやすい。

グリーンに近づけば近づくほど威力を発揮し、とくにグリーンから10ヤードとか5ヤード以内の超ショートアプローチで、ある程度しっかり打ってもボールが飛びすぎず、ボールが上がって止まる球が打てるのは非常にいいと思った。

気持ちハンドファースト弱目が吉

また、ハンドファーストに構えるとせっかくのロフトが立ってしまう。もともとのロフトが活かせるように、ハンドファーストの度合いを弱め、やや大げさに言えばパターのように構えてパターのように振ると性能が活かせるように感じた。

そして、デメリットとしては、56度を抜いてこれを入れる、という使い方はちょっと無理がありそうだなあということだ。あくまでグリーン周り専門のエクストラクラブというふうにとらえたほうが良さそう。

グリーンから10ヤード圏内での“使い道”はめちゃくちゃ多い

グリーン奥のラフからポンと上がってグリーンエッジに着弾し、とろとろ転がってピンに絡むボールが打てたりした日には、その日のゴルフの満足度は爆上がりである。

私は普段から12本くらいしかバッグに入れていない(3番ウッドと5番アイアンは使うとミスするので基本抜いてる)。“13番目のクラブ”として、しばらくこの62度ウェッジを入れてプレーしてみよう。そう思ったのだった。

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