愛知県のクラブメーカー・ゾーンの「パンドラウェッジ」は、なんと“バウンスレス”という超個性的ウェッジ。果たしてバウンスレスウェッジはアマチュアの救世主になるのか!? ゴルフポケットの企画担当・Oがコースのアプローチ練習場で100球打ってたしかめました!
パンドラウェッジとは
「パンドラウェッジ」を試打してきました。
このウェッジの特徴は写真を見れば一目瞭然。まさかのバウンスレス設計なのです。
アプローチはバウンスを地面に滑らせるようにして打て、みたいなことがよく言われますし、実際そのように意識していました。にも関わらずバウンスレスとは!
事実上リーディングエッジしか存在しないような見た目。ただ、構えてみると普通にいい顔のウェッジですし、バウンスがないことでめちゃくちゃ座りがいい。
パンドラウェッジ打ってみた
おそるおそる打ってみて驚きました。すぱーっと抜けるんです。驚くほど抜ける。
アプローチって、上手く打つとボールがフェースに当たるカツ! という音と同時に、バウンスが地面に当たるトン! みたいな音が聞こえる感じがしますが、パンドラの場合「シュパッ!」という音が聞こえます。
そして、音のイメージ通りにクラブが抜けていく。結果なにが起こるかというと、バウンスがないのに全然ダフらないんです。すごく不思議。
もしかしたら普段、ボールと地面の隙間にクラブを入れるイメージが強すぎたのかも。パンドラウェッジに、アプローチの打ち方を教えてもらった気がします。
パンドラウェッジ、意外とやさしい
そして、パンドラウェッジのもうひとつの楽しみがフェースをいくらでも開ける点です。そして、前述したように抜けがいいので、ロブショットがとてもやりやすい。
私の技術レベルだと、ロブを打とうとすると高確率でカツーンとトップになってしまうのですが、パンドラの場合リーディングエッジが浮かないこともあり、ボールだけをさらうように打ちやすいんです。
バンカーはしっかりとテストしていないのですが、何球か試してみたところ、脱出する分には問題ないように感じました。バウンスがない分、慣れは必要かもですが。
思ったよりもやさしくて、思ったよりも普通に使える。そして、同時に、ほかのウェッジにはない圧倒的な個性を持っている。
何本ウェッジを変えても結果があまり変わらない。そんな悩みを抱えている方に、劇的な変化をもたらすクラブかもな、と思ったりしました。