このウェッジ、どうしてバウンス「18度」もあるんだ!? 大バウンスのメリットをプロに聞いた

ウェッジのソールにつけられた角度「バウンス角」。これがあることによって、リーディングエッジが地面に刺さりにくくなったり、バンカーで砂を爆発させやすくなる。だいたい10度前後が一般的だが……このウェッジのバウンス角はなんと18度! いったいどんなウェッジ?

18度バウンスはメリットだらけ

きっかけは、SNSで大人気のプロゴルファー・奥山ゆうしプロのレッスンイベント。アプローチをテーマにしたイベントで、バウンスの使い方をわかりやすく覚えてもらうためにと奥山プロはアクシスゴルフに大バウンスウェッジの制作を依頼。

アクシスゴルフ「Z5ツアーウェッジ」のバウンス角を18度と大きくしたもの

完成したのは人気モデルである「Z5ツアーウェッジ」のバウンス角を18度と大きくしたもの。それを使った奥山プロが驚いた。狙い通りのバウンスの効きがありながら、構えやすさもあり、フェースを開くこともできる。要するにウェッジとして極めて個性的で、かつ優秀だったのだ。

そこからはとんとん拍子。こんないいものを一回限りのイベントで終わらせてはもったいないと商品化の話が進み、ゴルフダイジェストの通販サイト「ゴルフポケット」限定商品として世に出たのがこの「Z5 バウンス18度カスタムウェッジ」というわけだ。

このウェッジが世に出るきっかけをつくった奥山プロは言う。

「アマチュアの方がザックリしてしまう理由は、1が手打ち、2がリーディングエッジから入れてしまうことです。このウェッジはバウンスが18度あることで、自然にソールを滑らせる打ち方が身につく。その点がいいんです」(奥山プロ、以下同)

写真右のようにザックリしてしまう原因のひとつはリーディングエッジから入れてしまうこと。だが、バウンスが18度あるウェッジを使うことで写真左のようにソールが滑り、安心して打てる

ザックリとは、リーディングエッジが地面に刺さる現象。18度のバウンスがあることで、プロのようにソールから接地させるアプローチが身に付き、結果手打ちもおさまる。そんな効果も期待できるのだ。

「アプローチではソールを滑らせる感覚が必須で、これが身につけばダフリが減少します。バウンス18度は刺さりにくく、滑りやすいので、滑らせる感覚をを身につけるのに最適。クラブがバウンスの使い方を教えてくれるんです」

ダフらない秘密はバウンス角にあり!

ただ、バウンスが18度もあると構えたときにリーディングエッジが浮いて違和感があるのではないかとか、バウンスが跳ねてトップのミスが出やすいのではないかと心配する方もいるかもしれない。だがそれも心配御無用だ。

まずこのウェッジは構えたときに「これでバウンスが18度もあるの!?」と驚くほどスッキリした構えやすさがある。そもそも、実際にウェッジを使うのはコンクリートの床の上ではなく芝の上。ほんの数ミリの浮きは気にならない。ワイドソールのお助けウェッジ的見た目は一切していないのも、この「Z5 バウンス18度カスタムウェッジ」の魅力と言っていい。

アプローチを変える18度バウンス。アプローチが苦手でなくとも、一度試していただきたいウェッジだ。

バウンス18度ウェッジを使ったアプローチレッスン動画はここからチェック

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