ミネルヴァFWは「2オンを増やす」がコンセプト
MINERVA VALIENTE FAIRWAYWOOD
2022年にデビューすると工房界隈で大きな話題となり、"カスタムクラブの台風の目"的存在となったクラブメーカー・ミネルヴァから、待望のフェアウェイウッドが登場しました。
このフェアウェイウッドの開発コンセプトは「2オンを増やす」というもの。アマチュアゴルファーにとって、パー5で2オンに成功し、イーグルパットを打てるチャンスはそう多くありませんが、その喜びをたくさん与えてくれるのが、ミネルヴァ フェアウェイウッド。
その秘密が飛距離と上がりやすさにあります。飛ぶだけのフェアウェイウッドはほかにもありますが、ミネルヴァは「地面から打って球が上がる」ことにこだわって開発されているため、非常に上がりやすくなっています。
ミネルヴァFWのロフトはすべて0.5度ストロング
そして、上がりやすいからロフトは通常より0.5度立った3番14.5度、5番17.5度、7番20.5度の設定。フェースに採用した特殊合金チタン、ソールに配した2個のウェートによる低重心化も相まって、最適スピンで「上がって飛ばせる」仕様になっています。
シャフトはシンカグラファイト ネオ・ループFWファイブ
この球の上がりやすさの秘密は、シンカグラファイトのネオ・ループFWファイブシャフトにもあります。
50グラム台と比較的軽量ですが振りごたえには芯があり、ボールを「拾い運ぶ」動きを実現するバランスポイントにこだわったというシャフト。
スウィング中にほどよくしなり、インパクト前後では先が走ってボールをつかまえ、高く運んでくれます。
ミネルヴァFWとループFWシャフトの相性
今回このフェアウェイウッドの組み付けを担当する工房、BBGOLF代表の大和次郎さんは、この組み合わせについてこう言います。
「強弾道でつかまりが良く、しっかりと飛距離を出せるのが、ミネルヴァFWの最大の特徴。つかまるクラブは左へのミスが懸念点ですが、ネオ・ループFWファイブシャフトがインパクト前後でボールを押し込んでくれるため、ヘッドターンしすぎを抑えてくれています。いいマッチングです。」(大和さん)
5番ウッド
大和さんいわく、3番ウッドは距離を出す性能が高く、5番ウッド、7番ウッドは球が上がりやすく、グリーンを狙える性能になっているとのこと。
7番ウッド
そして、一般に難しいとされる3番ウッドでも決して難しくないのも魅力だと言います。
「やっぱりつかまるということがとにかくフェアウェイウッドの場合は大事だと思うんです。つかまらないとボールをコントロールすることはできませんから。球が上がりやすく、ボールがつかまる点、それと操作性をしやすい点から、難しさはありません。3番ウッドはロフトが14.5度でちょっと立ち気味ですけど、それでもつかまります。」(大和さん)
ミネルヴァFWのスペックに現れない性能
このミネルヴァFWは、スペック面には表れにくい“使いやすさ”にもこだわっています。それが表れているのがソールの形状。舟底形状のラウンドソールを採用することで、接地面積が小さくなり、抜けの良さを実現しています。
セカンドショット地点は真っ平ということはまずなく、多少なりともつま先上がりやつま先下がりになっています。フラットなソールは平らなライでは威力を発揮しても、傾斜地ではラウンドソールの対応力に軍配が上がります。
「2オンを増やす」という点からブレていない、一貫した開発ポリシーが見て取れます。
ゴルファーファーストな開発が行われていることは、クラウンからも感じられます。クラウン部のフェース寄りは2ミリほど面取りされているのですが、実はこれ、テンプラ傷を防ぐため。
狭いホールのティショットで使う際、フェアウェイウッドにはテンプラ傷が付きがちですが、面取りがしてあることでテンプラ傷が気になりません。決して安くないクラブだからこそ、長く使えるように工夫がされているんです。
フェース面は最近多いブラックではなくシルバー。フェースがしっかりと見えることで、ボールを上げやすいイメージが湧いてきます。「追求したのはマシン計測の数値ではなく、2オンできる性能」だとメーカーが胸を張るだけの工夫が、随所に見て取れます。
ミネルヴァFWをアマチュアが試打!
実際に、ゴルフポケットの企画担当・Oが試打してみましたが、打ち始めからナイスショットを連発。ノーティアップの状態で256.7ヤードという脅威的な飛距離を記録しました。言うまでもなく、ドライバーなみの飛距離です。
「うたい文句通りにボールが非常に上がりやすいですね。まず、構えたときにフェース面がしっかり見えて安心感があります。スウィングしてみると、シンカグラファイトのFWファイブシャフトとの組み合わせが素晴らしく、適度なしなりでスクェアインパクトが非常にしやすい。シャフトのしなりとヘッドの性能があいまって、非常にボールが浮きやすいです。」(O)
256.7ヤードという飛距離にも、驚きはないと言います。
「むしろ飛んでる感じはしないんです。しっかりと球をつかまえて、上げてくれて、やさしいフェアウェイウッドだなあという印象。なのに、結果を見ると飛んでいる……これはストロングロフトの効果だと思いますが、上がりやすさは番手通り、飛距離は番手以上です。」(O)
2個あるウェートの効果もあって、球は非常に上がりやすい
5番ウッド、7番ウッドも試打したが、3番ウッド同様にまず感じるのはやさしさ。とくに7番ウッドは非常にやさしく感じられ、200ヤード先のグリーンにボールをラクラク止められるような高弾道が労なく打てていました。
ドライバーのヘッドスピードが42m/s前後のOが打って、明らかなミスを除いた平均飛距離は3番ウッドで235ヤード前後、5番ウッドは220ヤード前後、7番ウッドは205ヤード前後といった印象。ボールがよく浮いて、スピンもそこそこ入る上でこの飛距離は大きな魅力です。
上げる、つかまるというフェアウェイウッドに一番欲しい機能をまず満たし、その上で飛距離性能も極めて高次元で実現しているミネルヴァFW。
50グラム台のシャフトがハマるすべてのゴルファーにオススメしたい、超優秀フェアウェイウッドです。
やさしく上がって強弾道!2オンを狙うためのクラブ「ミネルヴァFW」の実力はいかに?【100球試打】
専用ヘッドカバー
詳細情報
商品名:ミネルヴァFW
- 商品番号:985589
◆ヘッド
- ロフト:14.5度(#3)、17.5度(#5)、20.5度(#7)
- ライ角:58.0度(#3)、58.5度(#5)、59.0度(#7)
- 重量 ※±0.5g:210g(#3)、215g(#5)、225g(#7)
- ボディ素材:6-4Ti鋳造
- フェース素材:特殊合金チタン
◆シャフト
- フレックス:R、SR、S
- 重量:55g(R、SR)、56g(S)
◆クラブスペック
- 長さ:43.0インチ(#3)、42.5インチ(#5)、42.0インチ(#7)
- バランス:D0.0(#3)、D0.5(#5)、D1(#7)
- 付属品:ヘッドカバー
- 右用のみ
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