韓国女子ツアーで大人気!「モンスター」シャフト
「GTDブラックアイスThe MAX × モンスター ドライバー」
「モンスター」というシャフトをご存知でしょうか。アフターマーケット向け、いわゆる“リシャフト市場向け”のシャフトですが、これがいま韓国女子ツアーで大人気となっているのです。
多くの女子プロが「モンスター」シャフトを手に韓国女子ツアーで大活躍している
その話に進む前に、まずはモンスターシャフト自体を説明しておきましょう。このシャフトは弾性率65tのカーボンシートを使用……だけなら他のシャフトでも聞く話ですが、
それに加えてシャフト内径側にチタンワイヤーがびっしりと挿入されているのが最大の特徴です。
金属を入れると聞くと「シャフトが硬くなってしまうのでは……?」と感じられるかもしれませんが、実はそうではありません。
金属はカーボンに比べるとむしろ柔らかく、しなり量は多くなり、シャープでピンピンした印象ではなく、適度にヘッドを戻してくれるのです。
シャフト内径にチタンワイヤーが挿入されたことで、このシャフトでしか味わえない独自のしなりとしなり戻りが味わえるのが人気の秘密
その高弾性カーボンシートとチタンワイヤーの組み合わせによる独特のフィーリングが韓国の女子プロたちに“刺さる”結果となり、すでに複数の韓国女子プロたちが、モンスターシャフトを武器にツアー優勝を果たしています。
モンスターシャフトに合わせるヘッドは「GTD ブラックアイスTheMAX」
世界中からもっとも「旬」なゴルフギアを探し集めるのがゴルフポケットの使命。韓国女子ツアーで大人気だというこのシャフトも試さないわけにはいきません。
さっそくサンプルをお取り寄せし、もっとも合うヘッドを東京のクラブメーカー・GTDのジョージ武井さんに相談してみることにしました。
460ccのフルサイズで圧倒的な低スピン性能が魅力のブラックアイス The MAXドライバー
GTDといえば「ブラックアイス」ドライバーシリーズがカスタムクラブ界でスマッシュヒットとなっていることをご存知の方も多いはず。さらに設計家のジョージ武井さんはプロコーチとしても活躍し、韓国にも教え子が多数いるという人物。
韓国女子になぜモンスターが受けるのかを分析し、日本人ゴルファー向けのプロダクトに落とし込んでもらうことを依頼してみました。
「モンスターシャフトは、一言でいうと『方向性おばけ』。シャフトには通常ねじれがありますが、そのねじれが少ないため、きちんとスウィングプレーンに乗せてあげれば曲がりが非常に少なくなります。
軌道の安定した韓国女子プロに人気なのはそこが要因でしょう」
投影面積が大きく、ヘッドの安心感は抜群
モンスターをテストした武井さんはこのように分析。その上で、合うヘッドを「ブラックアイス The MAXが最適です」と断言しました。
モンスター×ブラックアイスThe MAXでスウィングプレーンが良くなる!?
「GTDの『ブラックアイスThe MAX』は、とにかく“前に行く”ヘッド。直進性が非常に高いヘッドです。モンスターの方向性おばけというべき性能と、ブラックアイス460MAXの前にいくチカラが噛み合えば、飛距離と方向性が両立させられると思います」(武井)
ブラックアイスThe MAXは重心を浅めに設定しているため、「前へ行く」チカラがとにかく強い
ブラックアイスThe MAXの初速性能と低スピン性能、そこにモンスターのねじれのないストレート弾道の打ちやすさが加わって、野球を例にとればセンターバックスクリーンにライナーで飛び込むような圧倒的飛距離性能が実現できたというわけです。
そして武井さんいわく、モンスターシャフト自体にスウィングプレーンを安定させる効果があると言います。構えて、上げて、下ろす。その動作がシンプルに行われるほどシャフトの特性が活きてくることから、このシャフトを使い続けることで結果的にスウィングプレーンが磨かれる効果も期待できるということです。
シャフトの重さは50グラム台。フレックスはSとRの2種類だ
シャフトは韓国女子プロたちに大人気の50グラム台のSシャフトとRシャフトをご用意。ヘッドは10.5度のワンロフトですが、スリーブでプラスマイナス1度の調整が可能です。低スピン性能が高いことを考えると、もちろん人にはよりますが1度ロフトを増やした運用も良いかもしれません。
近年レベルの上昇が著しい韓国女子ツアーで使用率をグングン伸ばし、勝利を重ねているモンスターシャフトと、日本のカスタムクラブ界の雄がタッグを組んで圧倒的直進性と飛距離性能を持つ化け物ドライバーが完成。ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
打ってみました
「ヘッドは投影面積が大きくて安心感があります。シャフトの印象はすっきりとシャープで、ねじれの少なさを感じます。動かないというよりは余分な動きをしないという感じで、スライサーの私にはややつかまり感が足りない印象でしたが、飛距離はかなり出ていました。」
(40代男性、平均スコア90台、球筋スライス)
「シャフトはRとSと試打しました。まずRを試打しましたが、ワッグルした際に通常のRよりも硬く感じました。こちらでも打てますが、叩きにいくタイプの自分はSの方がより安心感がありました。ヘッドは面積が大きく見え、構えやすかったです。」
(40代男性、平均スコア90台後半、平均ヘッドスピード45m/s前後)
「インドア練習場でRとSを試打。私の場合、インドア練習場ではコースより思い切り振れる分、左右のブレや曲がり幅が大きくなりがちですが、このドライバーのブレの少なさ、方向の安定感には驚きました。スピンも少なく距離も出てくれるのでコースで飛ばせるクラブだと思います。
普段は50グラム台のSシャフトを使っていますが、Rシャフトで同じくらいの感覚。Sシャフトは打てなくはないけど弾道が低いかなという印象です。」
(40代男性・平均スコア80台、平均ヘッドスピード44~46m/s)
「インドアでRシャフトを試打した際は、少し硬く感じましたが、コースで試してみると、硬さは感じず、振りやすいな~という印象でした。シャフト自体のねじれが少ないため、直進性が高く、安心して振り抜けると思います。
ただ、私は普段から40グラム台のRシャフトを使用しているため1ラウンド通して使い続けるのは少しハードかもしれません…。」
(20代女性、平均スコア90台、平均ヘッドスピード36m/s)
スペック詳細
【ヘッド】
ヘッド体積:460cc / ロフト:10.5度(可変±1度) / ライ:58度(可変±1度) / 重量194〜198グラム
オリジナルヘッドカバー付き
【シャフト】
モンスター プレミアム50
R/ 全長:46インチ 重さ:54グラム 振動数:255 トルク:4.2
S/ 全長:46インチ 重さ:56グラム 振動:265 トルク:4.2
詳細情報
- 商品名:GTD Black Ice The MAX + Monstar Shaft ドライバー
- 商品番号:985400
- ボディ素材:6-4チタン精密鋳造
- フェース素材:ZA008チタン
- ロフト角:10.5度 可変±1度
- ライ角:58度 可変±1度
- ヘッド体積:460CC
- クラブ重量:299g(R)
- 長さ:45.5インチ
- 参考振動数:256cpm(R)
- バランス:C7
- シャフト:MONSTAR 50(R・S)
- グリップ:エリートグリップY360
※グリップは、状況により変更になる可能性がございます
- オリジナルヘッドカバー付属
- 右利き用のみ