元ネタはスーパースターが
メジャー大会で復活優勝を果たした時に使用していたモデル

皆さんは「レスポンス」というパターをご存じだろうか。1986年のマスターズで不振にあえいでいたジャック・ニクラスが、復活優勝を果たした時に握られていたパターである。いわゆるブレードタイプのモデルなのだが、注目すべきはその大きさにある。

レスポンスは、ブレードタイプですが、大きいので目標に対して構えやすく、スイートエリアも大きいので、打点がズレても転がりの差が少ない。

これはアマチュアにイイな！と思いました。ですが昔のモデルということもあり、非常に軽く、塗装もはがれてしまっていたので、良いところを残して現代のゴルフ事情に合わせつつ、最新の技術で作ったのが『Shun』パターです。Shunパターのボディは超ジュラルミンを採用し、仕上げにはアルマイト加工を施しているので、鮮やかな色のヘッドが自由に作成でき、塗装が剥がれるといった心配もありません」。（山代谷）

見てびっくり！
打ってもっとびっくりの性能

一見、ネタで作ったようなパターだが、ベースとなったパターはメジャータイトルを取ったモデルだ。山代谷氏にもう少し詳しくお話を聞いてみた。

「これだけボディが大きいと、トゥ、ヒールに重量配分するだけで、かなりの慣性モーメントが稼げます。一般的なブレードタイプと比べて1.5倍以上の慣性モーメントがあるので、少々芯を外したぐらいじゃ、方向もタッチもほとんど差が出ません。
ボディに採用した超ジュラルミンという金属ですが、打感に特徴があります。金属らしいソリッドな感触ですが、軽やかでクリアな感触があり、とても気持ちよいです。またネックまでジュラルミンですが、ゴルフ工房に頼めば調角（ロフトライ調整）も可能です。」

「トップブレードはレスポンスよりもやや太めにして、大きさとのバランスを取りました。ソールには、脱着式のウェートをトゥとヒールに搭載することで、重さを調節できます。標準ウェート装着状態で、358g。軽量のウェートも用意しているので、軽めに仕上げることもできます。シャフトは日本シャフトの140gのモデルが標準仕様。別に120gのカーボンも用意していて、カチッとした振り心地ならスチール、よりクリアな打感を感じたい方にはカーボンがおすすめです」。（山代谷）

クラブフィッターが試打
ブレードでは類を見ないやさしさに、
マレットにはないタッチの出しやすさが魅力！

往年の名器をベースにしたちょっとびっくりな大型ブレードパター。クラブに造詣の深いクラブフィッターの小倉勇人氏にも打ってもらい、その評価を聞いてみた。

「私はレスポンスを打ったことがあります。「Shun」パターは、レスポンスのコンセプトの良い部分は引き継きつつ、かなり現代に合わせて作りこまれていますね。このパターの最大の長所は、重心が浅めなのにミスに強いところ。ネオマレットのように重心を深くすることで、慣性モーメントを高めてミスに強くしているパターは、シャフト軸線からヘッドの重さの中心が遠くなるため、振り子のようにゆっくりのストロークテンポで打たないとその性能を発揮しづらくなります。」

「この「Shun」パターは、縦に長いブレードのおかげで重心位置を深くしなくても慣性モーメントを高めているため、非常に振り心地が良く、どんなストロークテンポでも打てて、距離感も出しやすいです。ショートパットなどで、打ちたい方向に打ち出せないミスは、テンポが乱れた時に起きやすいのですが、このパターは、ミスにも強いため、多少テンポが乱れて、打点がズレても方向が変わりにくいです。サイズ的にも安心感は、ズバ抜けていますし、マレットタイプで距離感が合わない、ショートパットをよく外すなんてゴルファーには、是非試してもらいたいパターですね」。（小倉）

サイズだけでなくカラーでも差をつけよ！

このパターの魅力は、打ってみればわかるはず！パターが苦手な人ほど手にしてほしいパターです！！

詳細情報

• ヘッド素材：A6061超ジュラルミン合金
• 製法：鍛造＋NC加工＋フェースミーリング
• 仕上げ：アルマイト
• ヘッドサイズ：フェース幅154mm /フェース高さ：36.2mm /ソール幅：34.5mm
• 重心距離：10mm
• ヘッドカラー：ブルー、ピンク、ゴールド、グレー
• ロフト角：4度
• ライ角：70度
• ヘッド重量：358g
• シャフト：島田パタースチール（120g）、ROSEオリジナルカーボン(120g)
• グリップ：ゴルフプライドPRO ONLY
• 長さ：32インチ、33インチ、34インチ
• クラブ総重量：549g± ※34インチ・スチール
• ルール適合モデル
• 右用のみ
• 商品番号：986033（スチールシャフト）、986034（カーボンシャフト）