姫路と燕三条の匠がコラボ
仕上げはCNCミルドだ!
デザインと機能を極めた軟鉄鍛造キャビティ
O‘RION GENIUS FCB IRON(オライオン ジーニアスFCB アイアン)
オライオンはアイアンとウェッジに特化したヘッドパーツメーカー。2015年創業と歴史は浅いがすでに工房界隈ではこだわりの強いメーカーとして一目置かれる存在です。
高い機能性と美しさを融合したアイアンやウェッジはギアマニアのみならず、一打一打にしのぎを削る競技ゴルファーにも高く評価されています。
そんなオライオンから登場した最新作「ジーニアスFCBアイアン」はなんと軟鉄鍛造一枚モノのフルキャビティ。
複合や中空が幅を利かせる昨今、正真正銘の軟鉄鍛造キャビティを愛するゴルファーにとっては待ちに待ったアイアンの登場です。
アイアンに必要なすべての機能が盛り込まれている
一般的なアイアンヘッドでは、寛容性を求めれば操作性や美しさが犠牲になり、飛びを追求すれば打感で妥協せざるを得ません。小さなアイアンのヘッドにアマチュアゴルファーが求めるすべての要素を盛り込むことはおよそ困難と考えられてきました。
CNCミルドマシンを使って深く彫り込まれたキャビティ部。アスリートアイアンのように小ぶりで操作しやすい顔でありながら、フルキャビティ&ワイドソールでミスヒットに強い
しかし、日本を代表する職人の卓越したワザとCNCミルドマシンによる精密加工のコラボレーションが不可能を可能にしたのです。ミルドマシンを使って深く彫り込まれたキャビティデザインは寛容性の象徴であり、その結果、ギリギリまで肉薄化されたフェースが飛距離と打感を両立させています。
ロング&ミドル番手(#5〜7)にはアンダーカットが施され、球の上がりやすさを実現している
また、姫路の職人による造形はワイドソールでありながら、すっきりとしてかまえやすい顔と優れた操作性を実現。そして、燕三条の職人によって極限まで磨き上げられた美しい佇まいもこのアイアンの大きな魅力です。
フェースはボディと一体鍛造。CNCミルドによって薄肉化され、軟鉄S20C素材のソフトな打感と強い弾きを両立している
姫路×燕三条×CNCミルド
夢のコラボレーション誕生秘話
大まかに鍛造されたアイアンヘッドは、スコアラインや刻印が入れられた後、職人の手によって研磨され完成形となります。ただし、研磨といってもグラインダーでヘッドを削って成型する「削り」と表面を仕上げる「磨き」では使う道具も技術もまったく異なります。
「削り」を受け持つのは業界では誰もが名を知る姫路の職人。独特の曲線美が球を包み込むような安心感を醸し出す
「削り」を得意とするのは日本におけるアイアン発祥の地、兵庫県姫路の職人。「磨き」を得意とするのは洋食器など金属加工のメッカとして知られる新潟県燕三条の職人です。つまり、姫路と燕三条の職人がコラボをすれば最高に美しいヘッドに仕上がるというわけです。
ミラー仕上げの「磨き」を担当するのはバフマシン1台でどんな形状の金属もナノレベルの精度で鏡のように磨き上げる伝説級の匠 ※5アイアンは別売り
そこまでは誰もが思いつきますが、実際のところプライドの高い職人同士をマッチングするのは容易ではありません。オライオンの上杉幸治社長は、当初は多忙等を理由にその申し出を断られ続けながらも、神戸から新潟まで夜行バスを利用して何度も通ったそうです。
スコアラインはCNCミルドマシンで精密に彫刻されているため低重心ながらスピン性能も高い
そしてついに熱意が職人の首を縦に振らせたのです。そうして生まれたのが同社の処女作「SPY-1ウェッジ」であり、名作「HIMEJI×TSUBAMEアイアン」でした。
それから9年を経て登場した「ジーニアスFCBアイアン」は姫路の「削り」と燕三条の「研磨」に加え、CNCミルドマシンによる切削加工を導入。軟鉄鍛造キャビティの常識を超える美しさと寛容性を実現しています。
クラブソムリエこと今野一哉プロが「ジーニアスFCBアイアン」を試打
「飾っておきたいほどの美しさ、しかし打ってこそ価値のあるアイアン」
いまや希少となった軟鉄鍛造一枚モノでフルキャビティ構造の「ジーニアスFCBアイアン」は相反する性能をどこまで両立できているのでしょうか。その実力を“クラブソムリエ”こと今野一哉プロに検証してもらいました。
「ぼくは立ち姿の美しさもアイアンの性能の一部と考えます。その点、『ジーニアスFCB アイアン』はまるで工芸品のように美しく、眺めているだけで気持ちを昂ぶらせてくれます。こういうアイアンはどこにでも連れて行きたくなるし、練習したくなるのでおのずと上達が早くなるでしょう。デザイン優先のアイアンは難しいイメージがありますが、『ジーニアスFCB アイアン』はオフセンターヒットに強く飛距離も出ます。7番アイアンでロフト角30度はいまどきの標準ですが、6番の距離が打てました。飛ぶ要因はオフセットが強めでロフトが立って当たりやすいこととディープキャビティの低深重心設計で球が上がって強いことでしょう。フェースの弾きの強さだけに依存していないので軟鉄のマイルドな打感を味わうことができます」(今野)
「見た目以上に大きな慣性モーメントがミスをカバーしてくれます」(今野)
「ドローやフェード、ハイボールやローボールも打てます。ソールが滑って抜けてくれるので、慣性モーメントが大きい割には小回りが利き、イメージした通りにフォロースルーが出せます。ローボールを打ったときの球が強く、上品な顔をしているのに馬力があり、パワーのあるプレーヤーが使っても物足りなさを感じないでしょう。反対にヘッドスピードの遅い人でもオフセットがあるのでサクッと球をつかまえることができます。守備範囲の広さを感じました。最後にぼくがもっとも気に入ったのはトップラインとソールの丸みに統一感があるところです。アイアンのソール形状には芝を切るタイプと滑らせるタイプがありますが、『ジーニアスFCB アイアン』はトップラインの曲線からソールを見なくてもかまえた瞬間に滑らせるタイプだとわかるので、一発目からナイスショットが打てます。」(今野)
トップアマでクラフトマン、アフターゴルフ店長・佐藤順さんの激推しスペック
「ジーニアスFCBアイアンのやさしさを引き出せるよう、シャフトはしなり戻りがマイルドで振りやすい『NSプロ850GH neo(S)』と軽めの『NSプロ750GH neo(S)』をチョイスしました。」
「グリップの『TRADPRO』は全長が長めのタイプ。短く持てばコントロールショットがかんたんです。かまえやすさ、ソフトな打感、操作性は競技で使えるほど。ミスに強くて飛距離が出るのも大きなアドバンテージです。」
「アイアンに必要な性能をすべて兼ね備え、しかもカッコいい『ジーニアスFCBアイアン』をぜひ試してください」(佐藤さん)
詳細情報
- 商品名:オライオン ジーニアスFCBアイアンセット(6~PW)※別売り:5番アイアン
- 番手:#6〜9、PW(5本セット)、5番アイアン
- ロフト:27度(#6)、30度(#7)、34度(#8)、39度(#9)、44度(PW)
- ヘッド素材製法:S20C軟鉄鍛造製法+精密マシンミルド製法/スコアライン部精密ミルド製法
- ヘッド仕上げ:ニッケルクロムメッキ
- ヘッド成型研磨(兵庫県)仕上げ研磨(新潟県)
- 長さ:37インチ(#7)※0.5インチピッチ
- バランス:D1
- 総重量:402g(#7・NSPRO850 neo(S))
- シャフト:日本シャフト NSプロ850GH neo(S)、NSプロ750GH neo(S)
- グリップ:リファース TRADPRO 44(43g)バックライン無し
- 右用のみ
- 商品番号:985909(5本セット)、985910(5番アイアン)
◆受注生産品につき『配送希望日』のご指定をいただいても、ご指定日にはお届けできません。
◆受注生産品につき、注文後のキャンセルはできません。
◆メーカー在庫切れの場合、予定納期より遅れる場合がございます。