操作性と飛距離、どちらも犠牲にしないドライバー
ミネルヴァ ヴァンガード× ループ スラッシュ TYPE-Rカスタム ドライバー
「飛ぶ!」という口コミで、工房界隈で話題となった新興クラブメーカー・ミネルヴァから、2作目となる新作ドライバーが発売されました。その名も「ミネルヴァ ヴァンガード」。曲げないことが美徳とされるこの時代に、あえて球筋をコントロールできることをウリにするこのドライバー、じっくり見ていきたいと思います。
さて、ミネルヴァ ヴァンガードのソールには、パッと見てわかる特徴があります。それが、ソールに4つ、フェース下に2つ配された合計6個のウェート。さらに、ネックには可変スリーブが取り付けられています。
これらのウェートとスリーブによって自分の打ちたい弾道を自由自在にコントロールできる、それがミネルヴァ ヴァリアンテの個性なのです。
ミネルヴァ ヴァンガードの特徴は「弾道コントロール」
可変スリーブでボール初速を最適化
まず8つのポジションが選べる可変スリーブは、ロフト、フェースアングル、ライ角を変化させることが可能。
これは、インパクト時のフェースの当たり方を調整できることを意味し、ボール初速の最大化に貢献します。
ソールウェートで球筋をコントロール
次にソールに配された4つのウェートは、主に「曲がり」をコントロールします。ソールのウェートを入れ替えることで重心位置が調整でき、それによりクラブ軌道を変化し、球筋をコントロールすることができるのです。
標準仕様はフェース側のふたつがそれぞれ1グラム、ヘッド後方側のふたつがそれぞれ3グラムですが、別売りで5グラム、8グラムのウェートと交換可能。球の高低から左右の曲がりに至るまで、非常に高い自由度を誇ります。
フェース下ウェートでスピンをコントロール
最後のフェース下の2つの "黒いウェート" は、スピン量の調整のためにあります。スピン量を最適化することで、より大きなキャリーを得たり、着弾後の転がり量などをコントロールすることが可能となるのです。
こちらも標準では1グラムのウェートがふたつ付けられていますが、3グラム、5グラムの別売りウェートと交換可能。1グラム2個を3グラム2個に交換すると、約300回転/分ほどスピン量が落ちるとメーカー資料にはあります(HS 45m/sで試打時)。
初代のミネルヴァは飛んで曲がらないドライバーでしたが、そのパフォーマンスを最大限に引き出すためには、使い手との相性も求められました。
しかし、今度の「ミネルヴァ ヴァンガード」は非常に豊かな調整機能を搭載したことで、より多くのゴルファーがミネルヴァの飛距離と方向性のメリットを享受できる、そんなドライバーになっているんです。
ミネルヴァ ヴァンガードは弾道をゾーンで考える
①【スピードゾーン】可変式スリーブ
ミネルヴァ ヴァンガードに備わっている可変式スリーブはロフト、フェースアングル、ライ角を変化させます。
スタンスに入りクラブを構え、クラウンとターゲットを確認、フェースの向きを確定し、飛球線をイメージしインパクト直後の「スピード【初速】ゾーン」をコントロールするための調整機能と言えます。
またシャフトの脱着が容易になったため、フェアウェイの狭いコースでは短めのシャフトに変更したり、その日の調子に合わせフレックスを変更したりと、ユーザー自身でスペック調整する幅が大きく広がりました。
②【スピンゾーン】4つのソールウェート
「スピードゾーン」を飛び出していったボールは、ゴルフクラブのスウィング軌道(クラブパス)に大きく影響され、縦軸から左または右の斜め軸へと「スピンゾーン」へ移行します。ヘッドのソール下の4つのウェイト配置を変更し重心位置を微調整することでスピンロフト、フェイストゥパスに変化を与え「スピンゾーン」で球筋をコントロールすることができます。
③【ランディングゾーン】フェース下2つのウェート
「ランディングゾーン」での打球はフェース下の2つのウェイトの重量を変更することで、縦軸の適正スピン量を適正化、全体の飛距離そして着弾してからのランに大きな影響を与えます。
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シャフトはシンカグラファイト「ループ スラッシュ TYPE-R」が相性抜群
「ミネルヴァ ヴァンガード」に今回合わせたのが、シンカグラファイトの「ループ スラッシュ TYPE-R」の「5R」。この組み合わせを考案してくれた人気ショップ「ゴルフステージ成城」の吉田朋広店長は、この組み合わせの意図をこう語ってくれました。
「中上級者ほど、操作性ありきの飛距離を求めるものですが、その両方を満たしているのがこのミネルヴァ ヴァンガードです。ヘッドは弾き系で初速が出るのに、コントロールもできるのがポイントです。シャフトはシンカグラファイトのループ スラッシュTYPE-R。コントロールしやすいですし、ヘッドが弾く分、インパクトで押し込んでくれるこのシャフトとの相性が抜群なんです。」
ループ スラッシュ TYPE-Rは、手元側のしなりでタイミングをとりやすいシャフト。50グラム台と標準的な重さのレギュラーフレックスを選択することでしなり量を大きくし、基本的にはドローが打ちやすい組み合わせになっています。
「ドローボールで、フェアウェイに着弾してからランでさらに飛距離を稼ぐイメージです。」(吉田店長)
飛距離も、方向性も、弾道コントロールも! とゴルファーのワガママに応えるスペックになっています。
ミネルヴァ ヴァンガード×ループ スラッシュ TYPE-Rをプロが試打
このミネルヴァ ヴァンガードとループ スラッシュ TYPE-Rの組み合わせを、SNSで積極的に情報発信を行う教え上手・奥山ゆうしプロに試打してもらいました。
「構えた感じフェースが真っすぐで構えやすいですね」とクラブを構えた奥山プロ、さっそく2球打つと、2球目で早くも300ヤードを超える飛距離を叩き出します。
「2球目でいきなり300ヤードを超えてきたので、飛距離性能は高そうです。シャフトフレックスは『R』表記ですが、ヤワな感じはありません。動き(しなり)自体は大きいのですが、シャフトが暴れる感じはなく、正確にしなり戻ってくれます。そして、ヘッドは弾き系なのに、シャフトが押し込んでくれる印象で、球離れが早すぎず、フェースにくっついてくれる感触もあります。」(奥山プロ)
球筋はほぼストレートから軽めのドロー。曲がりは極めて少なく、球の高さも十分に出ていることを評価していました。
最適弾道で己のポテンシャルのMAXを引き出せるドライバー、「ミネルヴァ ヴァンガード」。人生最大飛距離を叩き出すのは、このドライバーになるかもしれません。
付属のヘッドカバーは「ブラック」と「ホワイト」が選べる
詳細情報
商品名:ミネルヴァ ヴァンガード× ループ スラッシュ TYPE-Rカスタムドライバー
- ロフト:10.5度(±1度可変)
- 体積:460cc
- ライ角:58.5度
- フェース素材:オリジナル特殊複合チタン鋳造カップフェース
- ボディ素材:オリジナル特殊複合チタン精密鋳造
- ヘッド重量:195グラム
- シャフト:シンカグラファイト ループ スラッシュTYPE-R(5R)
- シャフトウェート:57g(TYPE-R、5R)
- トルク:4.9度(TYPE-R、5R)
- クラブ長さ:45.5インチ(60度法)
- グリップ:ミナルヴァ オリジナル グリップ
- 総重量:301グラム
- 右用のみ
- 商品番号:985873
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