長さとライ角がパターと同じ!
パターみたいに打つウェッジが新登場
PTウェッジ
グリーンはすぐそこの残り10〜30ヤード。乗せるのなんてわけないはずが、ザックリ・トップと意外なほどにミスが出るもの。この距離を1パット圏内、いや、せめて2パット圏内に確実に寄せることができたら、スコアは大幅にまとまるのは間違いありません。
そのために必要となるのが、ミスに強い道具。アプローチに特化したギアといえばチッパーが一般的ですが、どの独特な形状を苦手と感じるゴルファーが多いのもまた事実です。イメージ的にもチッパーを入れるのはちょっと……というゴルファーも少なくないかもしれません。
そんなゴルファーに強くオススメできるのが「PTウェッジ」です。
なにも怖くない!ミスに強い最優ウェッジ
ミスヒットの確率が大幅に減らせる
「PTウェッジ」の「PT」は「パター」の意。通常のウェッジは長さが大体35インチ。ライ角は60度くらい、パターは長さが33〜34インチ。ライ角は70度くらいが一般的ですが、このPTウェッジの長さは33〜34インチで、ライ角は70度。そう、「長さとライ角がパターと同じウェッジ」それがPTウェッジなのです。
では、長さとライ角がパターと同じだとどんなメリットあるのでしょうか。答えは簡単「パターと同じようにストロークできる」です。ライ角がアップライトな分、ボールの近くに立つことができるから、軌道は非常にシンプルな振り子軌道に。さらに、長さが短い分扱いやすさも通常のウェッジよりはるかに上。ミスヒットの確率が大幅に減らせるんです。
ライ角が70度とアップライトだからパターみたいに構えられる
そしてこのPTウェッジの大きな特徴が、「ヘッドの見た目は完全にウェッジ」という点。変なお助け機能みたいなものは一切なく、“普通にいい顔のウェッジ”なんです。ただスペックだけが違う。いかにもお助けウェッジというクラブは使いたくない。さりとてやさしいウェッジは欲しいというゴルファー心理を「わかってる」と感じるクラブです。
見た目は普通にかっこいい“顔”のウェッジ
ロフトは3種類。1本でも良し!3本セットでも良し!
ロフトは3種類。46度のEP、51度のEA、56度のESの3本です。それぞれピッチングウェッジ、アプローチウェッジ、サンドウェッジのロフトに相当するので、3本まるっとセットに加えるも良し、そのうち1本をチョイスしてエクストラクラブとしてバッグに入れるも良しとなっています。
上からEP、EA、ESウェッジ
では3本のうちどれを選ぶのが正解なのでしょうか。このウェッジの3ロフトをゴルフポケットのスタッフ一同で試打しましたが、基本的には「普段使っているアプローチ番手」を気に入る傾向が見られました。
たとえば普段から9番やピッチングをアプローチで多用するスタッフOはEPがお気に入り。「普段やっているランニングアプローチが、単純にやりやすくなります。とにかくダフらない!」と感動していました。
ロフト46度のEPウェッジ
一方、普段は52度のウェッジで寄せるスタッフKは「EA」を選び、「短くてアップライトだから当たり損ねが少ないですね」(K)。
ロフト51度のEA
また、普段は58度でアプローチするスタッフMは「ES」をチョイス。「ミスヒットがない分、距離の打ち分けに集中できそうです」(M)と、やはりミスヒットのなさを評価していました。
ロフト56度のES
試打者に好評だったのがPTウェッジの太巻グリップ。「グリップも太めなので、手首のローテーションが起きにくく、距離が安定していました」(スタッフO)というように、グリップにまで徹底的にミスを減らす工夫が盛り込まれています。バランスはごくごく一般的なD0〜1なので、振り感は通常のクラブとなんら変わりません。
手首の動きを抑える太グリップを採用
今回は試打していませんが、バンカーでも使用可能。フルショットすることもできます。(ただし、あくまでPTウェッジの性能がいかせるのはショートアプローチの場面)
詳細情報
- 商品名:PTウェッジ
- ロフト:46度(EP)、51度(EA)、56度(ES)
- ライ角:70度
- シャフト長:33、34インチ
- グリップ:太巻き
- 重量:約450グラム
- バランス:約D0-1
- 右用のみ
※新溝ルール規定内の数値にて生産しておりますが、R&A未申請モデルとなります。