スウィング激変!? 練習器具「スウィングモンスター725」3カ月長期使用したBEFORE/AFTERがすごい

商品レビュー・試してみた
左がBEFORE、右がAFTER。ダウンスウィングでのクラブの角度の違いは明らか

ゴルフダイジェスト社の中年男性社員、通称「オヤジゴルファー」が注目ギアをお散歩気分でのんびりテスト! 今回は、オヤジゴルファーが一目惚れした練習器具を3カ月間の長期ガチンコ使用レポート! スウィングが激変してしまった!?

20年来のガンコなカット軌道は直るか!?

私が初めてゴルフクラブでボールを打ったのは今から20年ほど前のことだった。その瞬間から私はスライサーで、今にいたるもスライサーだ。某著名プロゴルファーにスウィングを見てもらい、「……お前は一生スライサーでいけ」と言われたこともある。

スライサーにもいろいろあるが、私の場合はカットスライス。切り返し以降クラブが立つ(シャフトの角度が急になる)ように動き、ターゲットラインの外側からヘッドがインパクトゾーンに入ってくる。多くの場合フェースが開いて当たるため左に出て右に曲がる悲しみ色のスライスになり、まれにフェースが閉じて入ってくるとチーピンになる(むしろこっちが困る)。

上からクラブが入るので、フェースオープンの割に打ち出し角が低く、スピン量が多い。そのため、飛ばない。飛ばないんだよなあ。なんでそんなに己の現状がわかっているのに直らないんだよと思われるかもしれないが、直そうと思って直らないのがゴルフスウィングだ。

グリップがふたつに分かれたスウィング器具「スウィングモンスター725」。右手部分が上下に動く

そんな私がひと目みて「これだーーーッ!」と思った練習器具を今回はご紹介したい。それがスウィングモンスター725だ。

長さが43インチと3番ウッドくらいの長さで、450グラムとドライバーの1.5倍くらいの重さのよくしなる黄色い棒状のスウィング系練習器具なのだが、ポイントはグリップ部分がセパレートされていて、右利きの場合の右手部分は上下に動く点。左右のグリップを離した状態で構え、切り返しで右手部分を左手部分にくっつけるように動かすと……あら不思議、自然とクラブが寝て、インサイド軌道へとクラブが導かれる。

トップで右手と左手をくっつけるように動かすと(写真左)、クラブが倒れてインサイドから下ろしやすくなる   (写真右、モデルはプロゴルファー・中村修)

切り返しでのシャフトのしなりが身に付く器具、体と腕の一体感を高める器具、フェースターンの感覚を身につける器具……思えば多くの練習器具を使ってきたが、「クラブをインサイドから下ろす器具」は盲点で、完全に一目惚れしてしまった。キミはボクの運命の人だ! と言わんばかりに即ゲットした。

3カ月間「スウィングモンスター725」を使い続けた結果

さて、今回の「オヤジゴルファーギアさんぽ」は“ガチ回”だ。なぜなら、私はこの練習器具をかれこれ3カ月使い続けているからだ。毎日……とは言えないが、週2〜3ペースで振っている。子どもを遊ばせながら振り、朝のゴミ出しのついでに振り、夜、仕事が終わったあとに振り……過去に使った練習器具のなかで一番定期的・継続的に使っている気がする。一回に振る回数は数十回でも、なるべく間隔が空かないように意識した。

結果、どんなことが起きたか。それはBEFORE/AFTERをご覧いただくのが一番いいだろう。コースで実際にボールを打ったショットを後方から撮影した写真(動画切り出し)を見比べてみよう。

まずはBEFORE。スウィングモンスター725を使い始めるひと月ほど前の動画で、52度くらいのウェッジを打っているショットだ。

恐ろしいほどのカット軌道だった

右の画像、ダウンスウィングに見えないかもしれないがダウンスウィングなんですよこれ。ここに下りてきたらそりゃまあチーピンかスライスしかしないでしょうよどう考えても、という位置からクラブが下りてきているのがわかる。つらい。

続いては最近撮影されたスウィングモンスター725を3カ月くらいコツコツ振り続けたAFTERをご覧いただきたい。持っているのは6番アイアンだ。

まだ十分とは言えないが、肩口くらいからクラブが下りてくるように。なぜかトップでのオーバースウィングも緩和された

一目瞭然、スウィングは大違いだ。厳密にいえばAFTERで持っているのは6番アイアンなのでBEFOREのウェッジと比べればスウィングはシャローになる。それでも別人と言っていいほどスウィングが変わっているのがわかるはず。もちろん、どちらも実際にボールを打ったショットでの比較だ。

スウィングモンスター725で軌道激変。ミスの幅が狭まった!

球筋がドローに変化したか? と言われれば、変化していない。起こったことはあくまでクラブがインサイドから下りてくるようになったことで、ドローを打つにはフェースをクローズに保ったりとか、切り返しで掌屈するとか別の技術が必要なんだと思う。スウィングモンスター725はそれらを習得するための器具ではない。

ただ、私の場合使い続けたことで少なくともクラブの軌道に関しては間違いなく影響が及び、「どスライス」みたいなボールは大きく減った。真っすぐ出て右に切れる球が多くなり、チーピンが減り、ミスは右へのプッシュアウトになってきた。「ミスは右・左両方ミスが出る」じゃなくなったのがすごくうれしい。よりボディターンの意識が高まったことで、スウィングの再現性もずいぶん高まった。BEFOREとAFTER、どちらのスウィングが気に入っているかと問われればもちろん後者。もうBEFOREには戻れない……!

左がBEFORE、右がAFTER。ダウンスウィングでのクラブの角度の違いは明らか

ちなみに、BEFOREとAFTERの間には4カ月ほどのタイムラグがあるが、仕事でボールを打つ以外、私はその間あえて練習場でボールを打っていない。ひとつの練習器具を使い続ける。そのことの効果を知りたかったからだ。効果はバツグンだった。

不惑を過ぎて、自分自身「変われない」と思うことが増えてきた。しかし、そんなことないのだ。ひとつのことをコツコツと続けていれば、人は何歳からだって変わることができるのだ……と、BEFORE/AFTERのスウィングを見比べながらしみじみ思ったりしたのだった。

しかし、これだけスウィングが良化したんだからさぞかしスコアも良くなったんでしょうなあと思いきや、どっこい大して変わっていないとうのもまた、ゴルフの不思議だ。やばいこの間ショートゲームまったく練習してなかった!

撮影協力/川口市浮間ゴルフ場

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