話題のドライバーをアマチュアゴルファーが100球連続で試打！ プロや上級者ではわからない「アベレージゴルファーが打つとどうなる？」を解明します。というわけでドラコン三冠ドライバー、「ジェイビームYS-01」ドライバーを打ってみた！
Jライデン YS-01ドライバーとは
ゴルフダイジェストの通販サイト「ゴルフポケット」でいま売れているドライバーに「ジェイビーム Jライデン YS-01×サムライレッドマックス」ドライバーがあります。
ドラコンプロの山崎泰宏プロが開発に深く携わったというドライバーで、ドラコン大会では非・契約選手も使用して各部門を制したという“ドラコン三冠”の異名を誇るクラブです。
ジェイビーム JライデンYS-01×サムライレッドマックス
ドラコン用＝48インチのトリプルエックスシャフトとロフト5.5度のヘッドの組み合わせ……みたいなイメージは過去のもの。いまは曲がりが少なくつかまる“やさしいヘッド”に、ほどよい長さの硬すぎないシャフトを組み合わせて飛ばすのが主流になっているみたいです。
「JライデンYS-01」も、まさにその流れのど真ん中を行くクラブで、アマチュアにも十分というか、アマチュアが使ってこそ結果が良くなるクラブとのこと。ならば実際に試すしかない！ ということで、ゴルフポケットの商品企画担当である私・Oが試打をすることにしました。
Jライデン YS-01ドライバーをアベレージゴルファーが「100球試打」
とはいえ私はゴルフが上手いわけでは全然ありません。むしろ下手。スコアは万年90台、球筋は万年スライスです。普通ゴルフの試打企画はプロや上級者が行うのが当たり前ですが、アベレージゴルファーが打ったらどうか？ を検証しようという意図があります。
そして、アベレージゴルファーが試打するというデメリットを補うため、球数を通常の試打企画の10〜20倍にあたる「100球」に設定。とにかく数を多く打つことで“傾向”を調査することにしました。
ドラコン三冠ドライバーの実力は？
私のスペックは44歳、平均スコア90台のスライサー。ヘッドスピードはだいたい43m/sとかそれくらいで、当たったときの飛距離は240ヤードというまさにアベレージゴルファーそのもの。切り返しから危険なレベルのカット軌道で振っていく頑固なクセをただいま矯正中、というステータスです。
クラブはジェイライデンYS-01の10.5度のヘッドにサムライレッドマックスシャフトの50グラム台のSRを装着しています。クラブ長さは45.75インチ。総重量は300グラムです。自分にとってはオーバースペックでもアンダースペックでもない、ちょうどいいスペックという感じでしょうか。
Jライデン YS-01ドライバーは打感の良さが第一印象
さて、軽くストレッチで体をほぐしたのち、いきなりドライバーを手にして打っています。10球ほどはなかなか上手く当たりませんが（そりゃそうだ）、徐々に体がほぐれてくるといい球が打てるようになってきます。
サムライレッドマックスシャフトの50グラム台のSRを使用。軽量ながらしっかり感としなやか感があり、非常に振りやすい
まず印象的なのは、振り心地の良さと打感の良さです。サムライレッドマックスシャフトは50グラム台のSRというスペックながら、頼りなさがまったくなく、しなやかで強靭なゴムを振っているかのように、心地よくしなってくれます。まずこのシャフトがとてもいい。
そして打感です。よく、耳栓をすると打感はわからなくなるなんて言いますが、打感には打音の影響が非常に大きい。そしてこのドライバー、とにかく芯を喰ったときの打音が素晴らしい。澄んだ鐘の音を思わせるようなシャキッとした金属音。しかも、芯を喰えば喰っただけ、良い音が響きます。音でナイスショットとミスショットが“聞き分けられる”感覚で、それも打っていて気持ちよく感じました。
Jライデン YS-01ドライバーはとにかくつかまる！ そして飛ぶ！
結果も非常に良いものがでました。230ヤード→240ヤードと飛距離伸びていき、後半には安定して250ヤードを超える打球を連発できました。
これは、ヘッド自体が飛ぶということもあるにはあると思うのですが、「つかまる」ということが大きいと思います。私も持ち球は左に出て右に曲がる悲しみのカットスライス。なのですが、ジェイライデンYS-01で打った100球のうち、大きくスライスする球はほとんど出ませんでした。
構えると非常にいい顔。それでいてつかまりは非常に良い
ほとんどが軽めのスライスか、センターよりも左に真っすぐ。すなわちスウィング軌道に対してストレートな出球で、ミスは左への引っかけが多く見られました。普段スライスの人間の球筋がつかまり方向に転じたことで、普段より飛ばせるという結果につながったのだと思われます。
これは30〜50代くらいの男性ゴルファーなら共感していただけるのではないかと思うのですが、「そこそこ振れるけど、球はつかまえられない」という悩みに応えてくれるドライバーは見つけるのがなかなか難しいもの。「ジェイライデン YS-01×サムライレッドマックス」はそのあたりドンピシャだなと感じた次第です。
この企画は今後も継続していきたいと思います。ちなみに100球試打を終えた翌日はありえないほどの筋肉痛だったので、まずは体力をつけないといけません……（涙）！
